CTによる根管治療(歯の根、歯髄治療、歯内療法、歯の神経治療)の診断と治療評価

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歯根嚢胞による歯の喪失、抜歯、骨欠損を避けるために、根管治療(歯の根、歯髄治療、歯内療法、歯の神経治療)はとても重要な治療になりますが、その治療の成否を正確に評価するために、従来のレントゲンによる、診断、治療評価のほかに、CTによる方法が、より優れている場合があります。

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CTのデータをコンピューター処理により3次元評価できるようにした画像です。

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上のCT画像3次元処理の画像です。

レントゲンで認められた下の前歯の歯の根の先にある病変の状態がわかりやすく観察できます。(下の前歯の根の先の顎の骨が穴が開いたようになっています。

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術後6か月目の定期検診時のレントゲンです。

歯の根の先の病変は縮小傾向にありますが、まだ消失していません。

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術後10か月目の定期検診時のレントゲンです。

歯の根の先の病変は更に縮小傾向にありますが、まだ消失していません。患者様の年齢を考慮しても、通常はこれぐらいの期間で、治癒するか、消失して完治しますが、レントゲンではまだ、治癒していないようにも見えます。

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CTによる評価です。

術前のCTと見比べるとかなり治癒してきているのがわかります。

更に従来のCTは、最新のコンピューターデジタル処理により、より有効な、治療評価をすることができます。

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術前のCTによる嚢胞の大きさの計測(画像をクリックすると拡大)

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術前のCTによる嚢胞の大きさの計測(画像をクリックすると拡大)

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術後のCTによる嚢胞の大きさの計測(画像をクリックすると拡大)

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術前のCTによる嚢胞の大きさの計測(画像をクリックすると拡大)

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術後2年 ほぼ病巣が消失し、歯の根の先の骨が再生し、治癒しました。

正確に治癒傾向を確認できる。

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